癒やしのフリーランド

ひとこま写真と日常の随感

#スローライフ

一生なんて(かたつむりのひとり言)

一生なんて(かたつむりのひとり言) 一生 一生って騒ぐけど それがなんだい 一生なんてたいしたことじゃないよ だいじなのは 一生じゃない いのちだよ 一生なんてどうにでもなるんだ いのちさえあればね (イラストはJustSystems製品につき複写禁止です)

MOTTAINAI

MOTTAINAI 食べ物を残さないようにしよう! 飢餓と飽食 両極の現代 そんな日本古来の「もったいない」精神が 世界にも広がってきているという いいことだね 感謝やマナーを考える上でも 栄養バランスの点でも 給食などでは大切なことだ でも この標語 世界標…

無駄話

無駄話 無駄話をする時間のない人とは 友になることはできない 脇目も振らず前進する人 遅くまで貢献・奉仕のために働いている人 そういう人たちは尊敬に値する お世話になることも多い人たちだ 知識も 技術も 才能も 力も 人並み以上に勝れている それでも …

不幸について

不幸について 社会には様々なことで 苦しんでいる人がたくさんいる 引きこもりであったり 病弱であったり 認知症が進んだり 介護で疲れたり 事故や事件に出遭ったり 仕事や人間関係に悩んだり 生活が苦しかったり 希望がなかったり いろいろあるだろう それ…

鏡 人間とは 鏡を見るようなものらしい 覗いてみないとわからない 風采の上がらない人が 好人物だったり 血色のよさそうな美肌が 氷のようだったり ケアをする手で 傷つけていたりもする 信じきっていた なじみの顔に 足下をすくわれることだって 少なからず…

散 髪

散 髪 生垣の新芽が いつのまにか 伸びてきている 横に出た芽は道路にはみ出している たしかに 通行人のじゃまになるほどではない 車に当たるほどでもないんだが 何だか 目障りだ これではいけない 摘んでおかないと もちろん 全部は刈らない 上や横にはみ出…

卒業アルバム

卒業アルバム 久しぶりに 卒業アルバムを開く ああ こんな人もいた そうそう こんな人も みんな どうしているのかな 出世をした人もいるだろう 苦労をした人も あれからずいぶん経ったから 持病に悩んでいる人や 伴侶を失った人などもいるはずだ 鬼籍に入っ…

雨 朝目覚めると 部屋の中が暗い 外は かなり本降りの雨だ うっとうしいが 気分は落ち着く こんな高齢者には どっちだってかまわないが 被災地は どうなるのだろう 気の毒でたまらない よそ事ではないのだ いつ 我が身に降りかかるかもしれない 今日も 何も…

ひふみん

ひふみん 先日 歯医者に行った 糸切歯が ついに完成した 差し歯がぽろっと取れたときは 愕然とした 入れ歯を掛ける大切な歯だからね レントゲンを撮ると歯根はしっかりしている 何とかなるという ありがたい 何とかしてくれますか 折れた糸切歯を平たく削っ…

雑 草

雑 草 玄関横の空き地の雑草が伸びている 夏の間は放置しておこうと思ったが いかにも「手入れしていませんよ」という感じで立っているので 仕方がない 引くことにした それにしても表は暑そうだ 午前中の蔭のあるうちにやっておけば楽なのだが かかりのわる…

御盆の墓参り

御盆の墓参り 御盆に自家の墓参りに出かけた シキビを買おうと店に立ち寄ったが 売り切れてどこにもない 仕方がない コウヤマキと小菊を買っていく 御盆は毎年こんな調子である 台風が来るなんて予想もしていなかったのに 朝からずっと ひどい雨だ 車で待っ…

灯篭流し

灯篭流し 親戚の新盆で寺に行った 夜中の寺は足下がおぼつかない 本堂の高い梁(はり)から下がった黄金色(おうごんしょく)の灯りの下で 大勢の檀家や親戚が集まり 僧侶の経を聴く 大きな鈴(りん)をけたたましく打ち鳴らし 僧侶の読経の声は延々と続く …

消 毒

消 毒 盆前の消毒をする 庭木や花に虫がわんさと湧く時期 毎年 予防の撒布をする 丹精込めて育てたものが みな食われたらどうなる がっかりどころの騒ぎじゃないだろ しばらくは 意気消沈もいいところだ それでも 虫は来る それも いちばんおいしいところを…

薬(くすり)

薬(くすり) 今日も病院へ行ってきた 薬をもらいに 3分診療 はるばると 薬なんか飲みたくないよ だれだって 仕方がないだろ… 体調がわるければ 気休めかもしれないが リスクがあるかもしれないが 飲まないよりは まじないにはなる だから 家の中は 薬の袋…

ある独居老人の憂鬱

ある独居老人の憂鬱 朝になると目が覚める まだ生きとる 今日はあれやって 明日はあれ いやだなあ! もう朝の遅い陽が窓から差し込んでるじゃないか ぐずぐず ぐずぐず 仕方がない 起きよう ソファーで ちょっと休んでから しまった また30分眠ってしまった …

施 錠

施 錠 公民館のクラブ活動が終わった 今夜もびりだ 戸締まりをしないと 電気は消えとるか? 消えとる あれは? 常夜灯 忘れ物はないか? ない ケイタイの灯りでどうにか戸を閉める 念のため引っ張ってみる よっしゃ やれやれ 何をするにも時間がかかる 二人…

霧雨の朝

霧雨の朝 霧雨の朝 山塊は雨の向こうに眠り 谷川のほとりに 一本の木いちご みずみずしい葉 赤く光る実を ぼくらは よく摘んだものだった 笹のしげみのかげの 速い流れのとどろきを 木いちごの秘密のように 小さな魂で感じた あのころはよかった 友が ばらの…