霧雨の朝 霧雨の朝 山塊は雨の向こうに眠り 谷川のほとりに 一本の木いちご みずみずしい葉 赤く光る実を ぼくらは よく摘んだものだった 笹のしげみのかげの 速い流れのとどろきを 木いちごの秘密のように 小さな魂で感じた あのころはよかった 友が ばらの…
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