癒やしのフリーランド

ひとこま写真と日常の随感

2018-09-01から1ヶ月間の記事一覧

1964 東京オリンピックの日記(6)

1964 東京オリンピックの日記(6) 昭和39年(1964)10月22日(木)曇時々雨 今日は仕事も面白かったので、時間が経つのが早かった。仕事が終わるとオリンピック、オリンピック…。 ○本日の日本選手の成績 柔道 80kg超級 → 猪熊(功) 1位入賞(金メダル) …

1964 東京オリンピックの日記(5)

1964 東京オリンピックの日記(5) 昭和39年(1964)10月21日(水)曇 8時頃(午後か?)街のほうへ行ってみた。オリンピック女子体操の実況があり、店で食事しながら9時頃まで観ていた。 日本は団体でみごと3位に入賞した。チェコのチャスラフスカが圧…

1964 東京オリンピックの日記(4)

1964 東京オリンピックの日記(4) 昭和39年(1964)10月20日(火)曇時々雨 朝は電気をやり、午後はタービンへ。定修期間中は汚れることだろう。 昨夕コレラの予防注射をしたので、何だか腕がだるく感じた。 ずっと前に出した新聞のクイズが当選。新法令の…

1964 東京オリンピックの日記(3)

1964 東京オリンピックの日記(3) 昭和39年(1964)10月19日(月)曇時々雨 電気(班)が忙しいというので、一日手伝った。おまけに20時まで居残りだ。発電機の中は狭くて熱かった。まあ、何事も経験。帰りに(居酒屋で)ビールを一杯ごちそうになった。 ○…

1964 東京オリンピックの日記(2)

1964 東京オリンピックの日記(2) 昭和39年(1964)10月18日(日)晴時々曇 ○本日の日本選手の成績 ボクシング バンタム級 → 桜井(孝雄) 1位入賞(金メダル) 水泳 男子800メートル自由形リレー 3位入賞(銅メダル) (福井、岩崎、庄司、岡部) (水…

1964 東京オリンピックの日記(1)

1964 東京オリンピックの日記(1) 2020東京オリンピックまで、もう2年足らずになりました。だいぶ先の話かと思っていましたが、年の経つのは早いものです。 先日、押し入れを整理していると、たまたま1964東京オリンピック当時の日記が出てきました。短い…

木村長門守重成~4

木村長門守重成~4 生きていく上で学問よりも武芸よりもだいじなものは、堪忍だぞ 明くる慶長20年(1615)いよいよ大坂夏の陣が始まった。5月6日、白妙と最後の別れを交わした木村重成は、東大阪の若江の戦いに出陣した。緒戦は藤堂軍を打ち負かした重成…

木村長門守重成~3

木村長門守重成~3 生きていく上で学問よりも武芸よりもだいじなものは、堪忍だぞ 真野頼包(よりかね)も重成の思慮深さと人格とを認めて、白妙は重成の妻になった。しかしそのころ、すでに豊臣方と徳川方は不仲になっていた。重成のほうでも「自分は豊臣…

卒業アルバム

卒業アルバム 久しぶりに 卒業アルバムを開く ああ こんな人もいた そうそう こんな人も みんな どうしているのかな 出世をした人もいるだろう 苦労をした人も あれからずいぶん経ったから 持病に悩んでいる人や 伴侶を失った人などもいるはずだ 鬼籍に入っ…

雨 朝目覚めると 部屋の中が暗い 外は かなり本降りの雨だ うっとうしいが 気分は落ち着く こんな高齢者には どっちだってかまわないが 被災地は どうなるのだろう 気の毒でたまらない よそ事ではないのだ いつ 我が身に降りかかるかもしれない 今日も 何も…

木村長門守重成~2

木村長門守重成~2 生きていく上で学問よりも武芸よりもだいじなものは、堪忍だぞ このように周囲からかわいがられ慕われる重成だったが、やはり世間には、それを妬(ねた)んで嫌がらせをする者もいたようである。 その男は知徳院源十郎という坊主で、自分…

木村長門守重成~1

木村長門守重成~1 生きていく上で学問よりも武芸よりもだいじなものは、堪忍だぞ 木村重成(きむらしげなり)は戦国時代の歴史に興味がある人ならたいてい知っていると思うが、そうでない人にはあまりなじみがないかもしれない。ただ2年ぐらい前に大河ド…