癒やしのフリーランド

ひとこま写真と日常の随感

つくしんぼう

 

  つくしんぼう

 

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 土筆は、方言で「ほうしこ」とも言った。

 子供のころ春先になると、近所の子と連れだって、川の土手によく土筆を採りにいったものだった。

 袴を取るのが少々面倒だが、持ち帰ると、鍋で炊いて卵とじにしてもらった。温かくても冷えてもおいしい。食べ物も少ない時代なので、喜んで食べたものである。

 今は土筆を見ても採ることはない。とるにしても、写真に撮るだけである。
 それでも、昔を懐かしく思い出す。