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1964 東京オリンピックの日記(1)


 1964 東京オリンピックの日記(1)

 2020東京オリンピックまで、もう2年足らずになりました。だいぶ先の話かと思っていましたが、年の経つのは早いものです。
 先日、押し入れを整理していると、たまたま1964東京オリンピック当時の日記が出てきました。短いもので、面白いかどうか分かりませんが、単に「こんな感じだったよ!」ということで、少し掲載してみたいと思います。青文字の箇所は、今回補記したものです。

 思い返してみると、10月10日(土)開会式の日は快晴で、国立競技場の青空に鳩がいっせいに飛び立ち、五輪のマークが空中に描かれた。といっても、このような美しい映像は、たぶん、あとから市川崑監督の映画やパンフレットなどで観たものと考えられ、当時はカラーテレビなどほとんどが持っていなかったのである。自分の場合、白黒テレビもなかったので、店とか食堂で観戦したものが多かったのだろうと思う。それでも、この印象は頭に焼き付いていた。


昭和39年(1964)10月17日(土)曇

 開会式より数えて7日目。史上最大といわれる東京オリンピックのすばらしい開会式の印象。
 (聖火)最終ランナーの坂井君の勇姿がまだ消えぬ暁の国立競技場で、今は連日デッド・ヒートが繰りひろげられている。

 ○本日迄の日本選手の活躍
       重量挙げ
    フェザー級  → 三宅
(義信)   1位入賞(金メダル)
    ミドル級   → 大内(仁)    3位入賞(銅メダル)
    バンタム級  → 一ノ関(史郎)  3位入賞(銅メダル)
       
       レスリング フリースタイル
    フライ級  → 吉田
(義勝)        1位入賞(金メダル)
    バンタム級 → 上武(洋次郎)     1位入賞(金メダル)
    フェザー級   → 渡辺(長武)        1位入賞(金メダル)
    ライト級  → 堀川(堀内岩雄)    3位入賞(銅メダル)

       本日迄 金4個 銅3個
     
 現在のところ米国の力が強く、水泳においては全くの独壇場である。
 日本選手は水泳はふるわず、1個のメダル獲得もないままである。


イメージ 1
(つづく)