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整形外科って、こんなとこ?


 整形外科って、こんなとこ? イメージ 2 

 先日、脇腹痛や神経痛がひどくなってきたので整形外科に行った。
 昔、事故った脇腹付近の再骨折の心配もあったが、以前から肩甲骨もゴリゴリと痛んでいて、肋骨の痛みをたどるとその肩甲骨につながっていたのだ。

 診察室に入ると、担当の医師が話をするまもなく、どこが痛いんだと立ちあがったが、一応、来意を説明してから、何枚かレントゲンを撮ってもらった。その結果「骨折はなさそうだが、これではよく分からない。CTを撮らせてもらえませんか」と言う。

 そこで、どうしたものかと躊躇していると、急に態度が変わったように横柄になり、患者にため口をきくようになった。患者の私から見れば子どもどころか孫にも近い年齢で、まだ経験も少ない若い医師だ。
 まあ、診てもらっているのだから、それはよしとしても、こちらが躊躇したのにはそれなりの理由もある。この半年の間に健診による胸のレントゲンなどのほかに胃の透視、それに関連した精査のためのCT検査が2回、そして今回の4,5枚のレントゲン写真など…、さらにCT検査を受けるとすると、被ばく量が何となく、気になったからだ。問題にならない低レベルだといっても、医師の説明や保証はないので、まだ未知の領域である。短期間には集中しない方がいいに決まっている。

 看護師の案で、その日はとりあえず鎮痛剤をくれて、2週間後の再診に行ったが、前回に「被ばく量のことでCTを撮らせなかった(実際は躊躇しただけ)」と言って、それを口実に今度はもう、ろくに診ようとしない。レントゲンでは原因が分からなかったのだ。

 医師にはだいたい、自分に分からない症例に出くわしたり、次の手が打てないと、いらつく癖がある。それを患者にぶつけてくる。前回は躊躇していても、必要性があるなら改めて勧めたり、相談してみればいいではないか。
 とりあえず痛みの症状は以前からあったのだから、5ヶ月前のCT画像では役立たないか聞いてみた。それでも一応はちらっと見てくれて、よく分からないし、分かったところで治らないという。それなら、なぜ新しくCT検査を必要とするのか。

 整形で痛みの原因が分からないなら仕方がない、神経内科か、ペインなど他の診療科を紹介してもらえないか打診してみたが、それも出来ないという。
 それなら、「鍼灸院か、整体に行くしか方法がないが…」と言っても、気分を害したのか、「整体の紹介はしないので、行くなら個人の判断で行ってください」との看護師からの返事である。
 「じゃあ、痛みはどうすればいいんですか」と聞いても、もう医師の返事がない。とにかく、自分のところでは診れないし、神経痛など、やっかいなお荷物はゴメンだということなんだろう。

 帰りに別の看護師が次回予約のメモを渡してくれたが、そんなものは紙くずの価値すらないから、断って病院を出た。
  最近の整形外科って、こんなところだったのか。痛みは死んでも辛抱するしかないらしい。

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