癒やしのフリーランド

ひとこま写真と日常の随感

思い出のいちじく

 
  思い出のちじく
 

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 まだまだ未熟。でも若さがあるね。秋にかけてこれから熟すんだ。川面に垂れたいちじくの枝。こんな風景昔はいっぱいあったんだけど、今は珍しくなっている。だから何となく気になったんだよね。あれは幼稚園のころ、親戚に大きないちじくの木があって、湧き水の井戸の上に枝を広げていた。そこへ恐るおそる登って先が割れかけたおいしそうな実をちぎった。後年になって、青木繁画伯の「わだつみのいろこの宮」を見たけど、ちょうどあんな感じだったかな。どこでも井戸の傍らには木が生えているんだと思った。あのいちじくはおいしかった。今でも覚えているけど。今考えたら、あれは竜宮の贈り物だったのかナ?