癒やしのフリーランド

ひとこま写真と日常の随感

白い野ばらは青春の花


  白い野ばらは青春の花

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 ふだんは足を踏み入れることのない野バラの茂みにも、5月になると白い花があち
らこちらに咲いている。小さい花ながら、その花の持つ清純で可憐なイメージは、なぜか青春の淡い思い出に重なっているようである。
 ゲーテの詩にシューベルトなどが曲を付けた「野バラ」の歌も本来は恋の歌である。三田明の往年のヒット曲にも「白い野バラを捧げる僕に」と野バラが冒頭に歌い込まれていた。ただ、ゲーテの野バラは、白ではなくて、紅(くれない)であったが。
 また、テレビドラマで人気のあった『大草原の小さな家』の作家ローラ・インガルスも、暮らしていた大草原の野バラにちなんだローズの名を自分の娘にも与えているが、これも青春時代の淡い思い出と関係があるのだろう。
 詩に作るような野バラや、娘の名にするような外国の野バラとはどんな花か知らないが、自分がいつもの散歩道で見かける野バラの花は、この写真のとおり、ややピンク色がかった、清純で懐かしい感じのする白い花だった。